| 皮膚は、表皮、真皮、皮下脂肪に別れています。真皮にある膠原繊維、弾力繊維が、皮膚の延び縮む性質をになっています。関節部の生理的なシワは別として、美容上問題となるシワはこの繊維が変成し切れて出来ます。伸び切った輪ゴムを想像して下さい。これがシワの本体です。年齢、紫外線によってこの繊維の変化がさらに進行します。
●しわを直すには、切れた繊維を吸収して新たに繊維の合成を誘導する事です。
●シワの治療には
1)レチノイン酸外用療法
現在、アメリカで最も注目されている治療法です。しわ伸ばし効果があり、皮膚を若返りさせる外用剤です。当院では、診察の上、しわ、光老化の著しい患者さんに使用しております。詳しくは次の質問でお答えいたします
(日経ヘルス1999年 6月号、 8月号、10月号、12月号、2000年12月号、7月号、10月号に表参道皮膚科のレチノイン酸治療が掲載されています)。
2)皮膚に浅い傷を作り(レーザーの熱で皮膚の表面を溶かす方法や、TCAによるブルーピーリング:トリクロロ酢酸で皮膚の表面を溶かす方法)、皮膚を再生させる。こうすると皮膚の再生時に繊維も新しく作られ、しわが改善されます。しかし、全身麻酔の必要性、傷が治るまで2〜3週間かかること、炎症後の色素沈着が起きる事等、日本人には浸透しにくい治療法です。
3)手術によるフェイスリフティング:手術で、余分な皮膚を縫い縮めても繊維の断裂が改善されないので、また元に戻ります。しかし一時的でも良いからきれいに成りたいと希望される方には、魅力的な方法です。
4)コラーゲンの注射:当院でもコラーゲン注射の治療をしております。
ひたいの深いシワ等に、コラーゲンを注入する方法です。注射後3〜6カ月でコラーゲンが吸収され元に戻ります。定期的な注射が必要になります。
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